ジル・ボルト・テイラーさんのインタビュー記事

ナオキマンの動画を見てから、ずっと脳のことを調べている。

脳と引き寄せの法則が関係していること、108さんの話も脳の働きと非常に酷似していること、いろんなことがわかってきた。

どちらが正しいという観点ではなく、目に見えないものが信じられない人は脳科学という観点から自分の人生をつくっていけたら素晴らしいのではないかと思う。

詳しいことはメモ代わりに少しずつ書いていくとして、まずはナオキマンの動画に出てきたジル・ボルト・テイラーさんの記事を見つけたので掲載しておく。

 

IBC Coaching – Oprah Winfrey entrevista Jill Bolte Taylor

から、AsaminさんのDown The Rabbit Holeで
翻訳されていたので転載させて頂きました。

——————–
<ジル>

「私はひとりの個人という存在だ。

ここからここまでが私の身体で
そこからそこまでがあなたの身体。

私たちは分離している。」

そんなふうに感じているのは
左脳のちっぽけな細胞の寄せ集めだけなんです。

でも実際は私たちは分離などしていません。

左脳のちっぽけな細胞のかたまりが機能しなくなったなら
自分たちが分離しているなんて感覚はなくなるのですよ。

<オプラ>

エックハルト・トールは
マインドを静かにするということ
つまり左脳を静かにすることについて話していましたが
あなたはそれができたということなんですね。

<ジル>

はい。
意図的にではありませんが、
左脳が完全に静かになる、という状態が起こったのです。

<オプラ>

エゴが消えたということですか。

<ジル>

そうですね。
「私」を認識する細胞が機能しなくなったのですから。

つまり、「私」というのは言語感覚なので
言語機能を失ったことで
「私」は消えてしまったのです。

ですから脳卒中が起こった日の午後
私は本質的に
おなかの中の赤ちゃんのようでした。
人生の記憶が何ひとつ無い状態です。

<オプラ>

それは
ワンネス、平安、すべての人との一体感など
それまで感じたことのなかった体験だったのですね。

その感覚は真実なのでしょうか。
それとも左脳の機能が停止して右脳だけで知覚すると
そのように感じるのでしょうか。

<ジル>

そこが問題ですよね。

人間がうまく生きていくために
右脳と左脳どちらの能力も
バランスよく使えることが究極の目標です。

そしたら私たちは
誰もが大いなるすべての一部なのだという認識を持ちながらも
現実世界で生活することができるのです。

みんな同じ原子や分子を共有しているのですから
この惑星の兄弟姉妹なのです。

お互いがお互いの一部であれば
思いやり合うのも自然なことでしょう。

<オプラ>

その体験から得た洞察のうち
いちばん大切なことは何ですか?

<ジル>

右脳の中心には
とてつもなく深い平安があるということです。

<オプラ>

つまりあなたは
ヨギや瞑想をする人々が求める「解脱」の境地に
至ったということですよね。

<ジル>

ええ、真の幸福です。

<オプラ>

神を見たということですか?

<ジル>

私たちの本質が神だと言えるでしょう。

何をもって「神」と呼ぶかによりますが
自分と分離した何かの存在というわけではなく

私にとっては
流れるような しなやかな
穏やかな動き
大きなひとつのエネルギー、すべての知です。

<オプラ>

全知全能の存在とつながっていることを知った
ということですね。

<ジル>

そうです。分離していないということです。

<オプラ>

解脱とは
単に思考が消え去った状態だと思いますか?

<ジル>

ええ、単に思考が消え去った状態です。
誰にとってもそうです。

<オプラ>

先日までの放送で10回にわたって
エックハルト・トールと
マインドを静めて内面の空間に入るということについて
話していたのですが

あなたが脳卒中で体験したのと同じことですよね。

<ジル>

そうですね。
私はそれを「右脳の意識」と言います。

単なる言葉使いの違いですよ。
みんな同じことを言っているわけですが
自分なりにしっくり来る言葉を使いたいだけです。

<オプラ>

私はこのようなことを長年研究していますが

エックハルト・トールは「意識」という言葉を使い
ある人は「魂」と言ったり

またある人は「気付き」と言い
「高次の自分」と言い、「神」と言い、
私は「全知全能の存在」と言ったりします。

言葉は何でも構わないわけですね。

あなたの左脳が機能停止したとき
左脳のマインドを失ったけれど
右脳のマインドはまた機能していて

その状態であなたは

自分が大いなるすべてとつながっていると
分かったということですね。

<ジル>

その通りです。
いつでもそうだったわけですが
左脳の過剰な働きが妨げになって
気付くことができなかっただけなのです。

<オプラ>

手術前、自宅に戻ってからも
自分が誰なのか分からなかったのですか。

「私」はジルという名前で、科学者で、
ここは自分の家で、これは私の家具で…など

そういう感覚は戻らず
エゴは消え去ったままだったのですね。

<ジル>

ええ、そうです。
「私」という感覚はずいぶん長い間
戻ってきませんでした。

手術前の2週間半
そして手術後の2週間半も
完全な静けさの中にいたのです。

自分が誰なのか、
どんな職業なのか、
何をしなければならないのか、

そんな脳のおしゃべりが全くない。

実にすばらしいものでしたよ。

ゆったりとして 平安で 完全で 壮大で…
自分の身体も 周りの景色も すべてが
うっとりするほど鮮やかにイキイキとしている。

そして身体はうまく動かないにしても
生きているという驚異…

とてつもない幸福感に包まれて
満面の笑みでソファに座っていました。

平安とは思考が消え去った状態です。

そしてそれは
私たちが選択できることなんですよ。

<オプラ>

エックハルト・トールは
精神的な傷のことを「ペインボディ」と呼んでいますが
あなたはペインボディを失ったのですよね。

<ジル>

そういうことです。

実は左脳の機能が回復してから数年後に
ペインボディが戻ってこようとしたのですが
私は拒否しました。

ペインボディが引き起こす身体の感覚が
好きではないからです。

不快な感情というのは
まさに身体的な痛みとして感じるのですよ。

<オプラ>

脳卒中から回復してから

ペインボディという重荷を背負うか背負わないか
選択するようになったのですね。

古いお荷物だけではなく
新たなお荷物もつくらないようにする。

どのようにして
そんな選択ができると分かったのですか?

<ジル>

不快な感情によって生じる身体感覚が好きではないので
そういう回路を選ばないようにしたのです。

すべては神経回路なんですよ。

たとえば悲しいことを考えたら
のどが締め付けられるように感じたり
身体的に不快な感覚が起こるでしょう。

そういう感覚が好きじゃないので
そのような回路が働かないようにすることを
ただ選んでいるだけです。

いいですか

脳というのは単に
細胞のかたまりなんですよ。

脳細胞を小さな子供たちだと思ってください。

いろんなグループがいろんなゲームをしていますが

一緒に遊びたいようなゲームをしている子供たちもいれば
参加したくない種類のゲームをしている子供たちもいます。

参加したくないゲームにはNOと言えばいいだけです。
誰でもできることなんですよ。

<オプラ>

じゃあ、あなたはもう決して
古いお荷物を背負うことはないのですか。

白紙の状態なんですね。

<ジル>

そう。白紙なんです。

でも
何の概念も記憶もないということではないんですよ。
今では新しい左脳が機能しているのですから。

左脳は物事を判断をしますが
生きていくためには必要なことです。

<オプラ>

脳卒中を起こすことなく
あなたのように生きるにはどうすればいいのでしょうか。

<ジル>

エックハルト・トールのメッセージと同じです。
思考に気を付けることです。

思考はあなたではありません。

あなたの思考は
ピーナッツほど小さな細胞の集まりが創り出しています。

多くの人々は
そんなちっぽけなピーナッツに
人生を支配させているのですよ。

この世界で安全に生きるために
小さな細胞の集まりが「物語」を語るように設計されている。

それだけのことなんです。
そのことに気付いてください。

<オプラ>

「自分」という感覚が何もない
解脱の境地を
今でも感じることはできるのですか?

<ジル>

もちろん、いつもです。

<オプラ>

エックハルト・トールは
「いま」だけが重要なのだと言っていましたが

あなたの体験も
「いま」以外のときが無くなる
という状態だったのですね。

<ジル>

そのとおりです。

おもしろいことに
私の「いま」の体験は次のような感じでした。

たとえば
今こうしてあなたとの会話を体験していますが

私があなたに背中を向けたとたん
あなたはもう存在しないのです!!

記憶の中を通り過ぎるもしれませんが
実際のあなたは消え去ります。

この瞬間と次の瞬間とをつなぎあわせて
知覚に連続性をもたせて物語を創るのは
左脳の働きなので

その機能を失うと
一瞬前の過去さえ存在しないのですよ。

<オプラ>

瞑想はしていますか?

<ジル>

いいえ。必要ありません。

思考というものは単に
脳の小さな細胞のおしゃべりだと分かっていて

そんなおしゃべりを聞くかわりに
いまの瞬間に耳を傾けていれば
そこに平安はあるのですから。

’私という個人的な感覚、 自我(エゴ)’

あなたは それが自分だと感じているかもしれませんが
違うんですよ。

それはあなたではなく
左脳の細胞の集まりです。

そんなピーナッツほど小さな細胞の集まりを
取り除いてしまえば
もうエゴはいないんですよ。

そして エゴがいなくなっても
あなたは存在するのです。

<オプラ>

そのピーナッツみたいな脳細胞は
記憶や思考を作っているんですか。
何のためにあるんですか?

<ジル>

物語を語る部分というのは
脳にとって
とても大切な機能なのです。

世界からあれこれと情報を拾い集めて
可能性を探ります。

その機能のおかげで私たちは
未来や現在を自由に行き来して
この世界で創造的に生きることができるのです。

でも同時にその機能が
厄介な感情の原因にもなるわけですね。

<オプラ>

その細胞を
手術で取り除いたらどうなりますか?

<ジル>

言語機能を失うでしょう。

困りますよね。
言葉は必要でしょう。

物語を創り上げること、つまりエゴは
私たちが言語機能を持つことの代償なのです。

思考はあなたではありません。

それは脳を調べても絶対的な真実なんですよ。

私たちの多くは
左脳の細胞の集まりを「自分」と決めつけていますが

それは
子供の頃そのようにしか教わらなかったから。

それだけのことなのですよ。

参考元サイト : 泰麒の穏やかな毎日

臨死体験をしたアニータ・ムアジャーニーさんとまったく同じことを話されている。

私にいろんなことを仕掛けてくるコンフィデンスマンの正体は左脳だったのかぁ・・・…( = =) トオイメ

正体がわかってスッキリ!

全てがスピリチュアルで言われていることだ。

それを神経解剖学者に言われると妙に説得力がある。
それも、ご自身で体験されたことなので尚更だ。

そして、私たちはこのままで完璧だとわかった。

ちゃんと右脳と左脳がバランス良く働いてくれている。
だから、毎日日常生活がおくれている。

右脳と左脳がちゃんと働いてくれているから今朝も起きれたし、朝食もつくれたし、このパソコンに向かって文字を打つことができている。
言葉を発してワンコを抱くこともできる。

私はこのままで完璧だったんだと脳の働きからも感じることができた。

利口とかバカとかではない。
私の中でちゃんと左脳と右脳がバランス良くいてくれていること。

うまく表現できないが、今、この時左脳のエゴさえもかわいく思えてくるのだ。

ああ、ちゃんと主張してくるエゴもいて、本当の真実の自分もいるんだなと。
私の中でちゃんと共存できているなんてすごいと思える。

でもこれは当たり前のことではなくて、奇跡なのではないか。

この次元でだけ脳という仕組みを使って共存できる仕組みなのではないか・・・と思うと鳥肌が立つほど感動する。

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